たるみの原因
女性のお悩みで多いのが「たるみ」です。たるみは加齢によって起こる老化現象のひとつ。特にお顔の表情は表情筋という筋肉によってつくられています。表情筋は皮膚にくっついており、表情筋がたるむと自然とお顔の皮膚まで一緒にたるんでしまいます。これが「たるみ」の正体です。
筋肉はお肌と同様、主成分はコラーゲンによって構成されているため、年齢を重ねてコラーゲンが減ると、筋肉も衰えたるんできます。さらに、肌のハリや弾力を支えているコラーゲンやエラスチン、ヒアルロン酸が減少することで、「たるみ」が進んでしまうのです。
たるみが現れる部位・症状
両頬のたるみ
筋肉が緩み、両頬が垂れ下がったようになるのが「頬のたるみ」です。たるむことで、口の両サイドに深いしわが現れます。これが「ほうれい線」と呼ばれるものです。
口元の両脇がたるみ、「へ」の字になるのが口元のたるみです。「仏頂面」「怒っている」というように、本人の意思とは異なる印象に映ってしまいます。
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目元のたるみ
まぶたのたるみは、まぶた周辺の筋肉の衰えや脂肪が膨らむことで生じることがあります。たるみが左右非対称になったり、視界を遮るほどたるんでしまったりすることも。また、まぶたのたるみの場合、「眼瞼下垂症」という病気の疑いもあります。
たるみによって目の下に影ができ、クマのように見えてしまうこともあります。目の下のたるみは男女問わず、著しく老けた印象を与えてしまいます。
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フェイスライン・顎のたるみ
顔全体がたるんでしまい、輪郭がぼやけた印象になってしまいます。二重顎で顔が大きく見えてしまうこともあります。首に刻まれるシワも、見た目よりも老けた印象を与えてしまうため、顔だけでなく首のケアもしっかりと行うことが大切です。
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たるみを改善するホームケア(セルフマッサージ、エステ、美顔器など)
マッサージ
たるみを解消するには、まず「むくみ」の解消から。クリームなどを付けて、指の腹で顎の先から耳の下に向かって、指の腹を使いながら円を描くようにマッサージしましょう。
つぎに老廃物を流すように、首筋から鎖骨へ向かって指を滑らせていきます。
最後は鎖骨のくぼみ部分を軽くプッシュしながらマッサージ。血流を良くする効果も期待できます。
ちなみに、顔へのマッサージを強くすると逆にコラーゲンを破壊してしまい、シワやたるみの原因になってしまうこともありますので、注意が必要です。
エクササイズ
たるみの改善には、表情筋のエクササイズも効果が期待できます。口を大きく広げたりすぼめたりするエクササイズのほか、表情を豊かに動かすことも表情筋のトレーニングになります。毎日コツコツと続けることが大切です。
美顔器
美顔器もたるみ改善に効果が期待できます。市販されている「イオン導入美顔器」や「超音波美顔器」などが人気です。
イオン導入美顔器は、肌に微弱電流を流すことによって美容成分を肌の奥まで浸透させるので、通常のケアよりも高い美容効果が期待できます。その際に使用する成分は、コラーゲンの生成を促してくれる「ビタミンC誘導体」がおすすめです。
当院でも「イオン導入器」や高周波美顔器の「newa」などはご購入できます。
たるみを改善する治療紹介
ウルセラ
ウルセラは、皮膚の深部まで熱照射をすることによって、リフトアップなどの効果が得られる治療です。マシンによる照射だけで部分的にリフトアップできるのが、ウルセラの大きな特長です。超音波を使用するため、皮膚の肌表面に赤みや腫れなどを起こす心配もありません。施術直後からメイクや洗顔なども可能です。
ウルセラは超音波の熱を深部に照射し、皮膚内部に小さなやけど状態を起こすことで、コラーゲンの生成を促します。
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サーマクール
サーマクールは、シワや顔のたるみの改善に効果が期待できる治療です。高周波電磁波による熱作用を利用し、真皮を支えるコラーゲン線維を収縮・修復させることで、引き締めや顔のたるみを改善していきます。
マシンによるたるみ治療として人気の高い治療法で、痛みやダウンタイムがほとんどないため、施術直後からメイクも可能です。
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