2012.06.30
第12回日本抗加齢医学会
6月22日~24日までの3日間、パシフィコ横浜にて日本抗加齢医学会が催されました。
毎年この学会には欠かさず出席することにしているので 今年は隣のインターコンチネンタルホテルに宿泊して前半の2日間だけ参加しました。
第12回の今年のテーマは「アンチエイジングの文明開化」です。開催地の横浜に因んでということでしょうか?
会員数も増えて会場もたくさんあるので なかなかすべての講演を聞くことはできませんが、私が選んだテーマは肥満やメタボリックシンドロームに関するものや体内時計 ホルモン補充療法などなど。
今年は外見的な内容よりも 内科的な演題が多かったように思います。
カロリーの摂りすぎはよくない、カロリー制限(カロリーリストリクション)が長寿につながるということはもうだいぶ前から言われるようになりましたが やはり今回もこの話題は抗加齢からははずすことはできません。
体重の増加というよりも、内臓に脂肪の溜まった状態(例えば脂肪肝)がどれだけ全身に悪影響を及ぼすかということを色んな方面から研究され、実証されているかということがよくわかります。
それでもみな人生は楽しみたいし、お酒も飲みたい、ではどうすればよいのか?
内臓に脂肪溜めないよう運動をし、筋肉を鍛えてマッチョな身体になれば良いのだ、とか腸内環境を整えて代謝をスムースにし、良からぬ物質が身体に取り込まれないようにすれば良いのだなど対応策はありそうです。
あれもダメ、これもダメでは長生きできても意味がありません。楽しく元気でご機嫌に生きてこそ長寿の幸せがあるわけですもんね。
そして極めつけは 何と言っても今年101歳になられる日野原重明先生の講演です。
この時間帯は他の講演は行われていないこともあり 大会場なのに満員御礼で立ち見もいっぱいです。
100歳でもメモも見ないでしっかりとした口調で講演をなさるお姿を直接拝めるだけでも有難いという気持ちになります。
自分も日野原先生にあやかって アンチエイジング人生を全うしたいものだと思いつつ でもせっかく横浜に来たのだから、と夜は中華街に繰り出して 美味しい四川料理とお酒をいただきました。
観光はしなかったけど ホテルから中華街まで水上バスで移動し、海からの眺めはプチ観光気分で十分楽しむことができました。