2013.02.20

とんび

毎週日曜日よる9時からTBS系で「とんび」というドラマを放映しています。
重松清原作の同名の小説をドラマ化したもので、以前NHKでも放映したことあるものです。舞台は昭和30年代、瀬戸内海に面した田舎町で、運送会社に勤める主人公ヤスと早くに母を亡くしたその息子アキラにまつわる、家族愛やその周囲の人たちとの人間模様を描いた作品です。

主人公ヤスは昭和ひとケタ世代、ちょうど自分の父親と同じ世代で 心優しく人情味あふれるも短気でうまく自分の気持ちを表現できず、怒ったり拗ねたりしてしまうような不器用な人柄です。重松さんが小説のあとがきで「あなたの胸にも、ヤスさんとよく似たところのある誰かの顔が浮かぶといいな」と言われているように 私にも同じように乱暴で無知で酒乱で怒りっぽいけれども 誰よりも子供思いの心優しい父親がいたことを思い出し、毎週涙と鼻水でティッシュをぐちゃぐちゃにしながらテレビを見ています。

自分はいつも反発ばかりしていたので 結局優しい言葉や感謝の気持ちを伝えることもなく終わってしまったけれども アキラは親子孝行のいい息子に描かれていて こんな風に接してあげたらよかったのかなあと考えさせられたりもします。

テレビもいいけれども 小説もさらに細かく心の機微が表現されていて、リアルに心に迫るものがあります。両方とも特に私と同世代の方にはお勧めの作品です。

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